2018年度 理事長所信

公益社団法人島尻青年会議所 2017年度 理事長所信 Ver.3

 

はじめに

 

我々が活動を拠点とする島尻(しまじり)は、沖縄本島の南西部地域である。沖縄本島は北東から南西に国頭(くにがみ)・中頭(なかがみ)・島尻に3分され、島尻はその1つである。中心都市は那覇市になる。歴史上、沖縄本島を三分する体制は1322年(元亨2年/鎌倉時代)ごろから1429年まで(正長2年/室町時代)の古代琉球の時代区分のひとつ三山時代(さんざんじだい)に由来し、島尻は三山のうち南山領地にあたる。

沖縄本島では14世紀に入ると、各地で城(グスク)を構えていた按司(アジ)を束ねる強力な王が現れ、14世紀には3つの国にまとまった。南部の南山(なんざん)、中部の中山(ちゅうざん)、北部の北山(ほくざん)である。3つの王統が並立する時代が約100年続いたが、南山の佐敷按司が勢力を増し、1405年に中山を、1416年に北山を、1429年に南山を滅ぼして琉球を統一した歴史がある。

王国それぞれの領地は、1896年(明治29年)の郡制施行により国頭郡・中頭郡・島尻郡の3郡となった。島尻郡は、「南部離島」の島々を含み、1972年には本来は国頭だった伊平屋村(いへやそん)・伊是名村(いぜなそん)も移管され、那覇区(現那覇市)は当初より島尻郡から分離されており、その後も糸満市、豊見城市、南城市が郡から分離した。中頭だった西原町の一部が現在は那覇市に属する。郡の範囲は現在ではかなり変わったが、地域区分国頭・中頭・島尻として残っている。

現在の島尻郡は、与那原町(よなばるちょう)、南風原町(はえばるちょう)、渡嘉敷村(とかしきそん)、座間味村(ざまみそん)、粟国村(あぐにそん)、渡名喜村(となきそん)、南大東村(みなみだいとうそん)、北大東村(きただいとうそん)、伊平屋村(いへやそん)、伊是名村(いぜなそん)、久米島町(くめじまちょう)、八重瀬町(やえせちょう)の4町8村である。人口約10万人、世帯数は約3万8千世帯である。

そして、我々の島尻青年会議所活動地域は、南城市、南風原町、西原町、与那原町の1市3町である。活動地域の人口約13万人、世帯数は約4万9千世帯である。

島尻。私たちは、島尻をまたにかけ、南山から「琉球統一」の礎を築いたこの先人たちを決して忘れるわけにはいかない。わずか120年あまりの間に、「今日の成長」を遂げられたのは多くの先達がこのまちの未来に「夢と希望」を描き、情熱を持ち、その可能性を信じて取り組んできたからである。先達が残した功績に、共に続こうではないか。

 

創立36周年に撒く種

 

本年度、島尻青年会議所は創立36周年を迎えるにあたり、今の島尻に、そして今の自分に何が足りていないのかを問いかけてみたい。私たちの歩んできた道を今一度、襟を正し、行く末を示すときなのである。

沖縄県の県鳥で国の特別天然記念物に指定されているノグチゲラは、1属1種の沖縄島固有種である。我々も、1属1種、言い換えれば同じ進化をしない、そして辿らない、県鳥のごとく唯一無二、そして更なる進化と独自性、幅広い視点から物事を俯瞰して捉え、新たな時代を切り開くための一歩を踏み出すことを共に誓おうではないか。我々の考える未来は、無限の可能性を秘めている。青年らしく潔く、いつでも挑戦者としての熱い情熱を纏い、己の存在意義を明確にし、一体感を持って新たな試みで挑戦することの楽しさを共に感じたい。それは、未来を担う子供たちのために。夢や希望があふれ、心躍らせるSHIMAJIRIの創造のために。

いつの時代も我々若者は挑戦者なのである。失敗しても良い。失敗することは格好悪いものではない。社会を変えようと不断の努力で撒いた種は、いつの日か無形の支援の下に芽を出すのである。我々が撒く未来の種が、芽を出す日まで、共に直向きに汗を流すのである。

 

未来の子供たちに夢と希望を 「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」 上杉鷹山(うえすぎようざん)

 

私たちのまちSHIMAJIRI

 

島尻地区は、人口1万人を超える自治体が集合体を形成するまちである。都市部にはない美しい自然と先に述べた歴史がある。都市基盤の整備は進み、市民主導の祭りや芸術文化も多くの成果を収めている。しかしながら、こうしたまちの魅力を国内外に十分に発信出来ているだろうか。

近年、SNSなどは誰もが参加できる広範的な情報発信技術を用いて、社会的相互性を通じて広がっていくように設計されたメディアである。双方向のコミュニケーションができることが特長であり、利用者数は年々増加傾向にある。しかしながら、一方的な情報を伝えるだけでは成果が得られない状況が続いている。私たちが伝えたい情報を一方的に発信するのではなく、受け手側が本当に必要としている情報を戦略的に効果的に伝播していく必要がある。

島尻にはあらゆる要素が揃いつつあるが、個々の文化事業やまちづくりの活動は比較的小規模で相互の連携が乏しく、多くの市民を巻きこむような潮流にはなり得ていない。まちが潜在的に保有する資源の特徴と素晴らしさを再確認し、全体を貫く将来の構想や展望と戦略を持ってまちづくり運動を進めることで、今まで以上に個性豊かな魅力あるまちSHIMAJIRIへと、発展させることが可能となるに違いない。

 

まちづくりとは、ひとづくりである

 

未来を生きる人のために

 

島尻青年会議所は、1983年、呉屋初代理事長を始めとする青年達によって設立された。この島尻青年会議所設立メンバーには心より敬意を表したい。この設立は、新しいSHIMAJIRIの可能性を無限に引き出すことが出来る素晴らしい機会を創出したと確信している。今日の島尻よりも明日のSHIMAJIRIがより良いまちと成るために、かつて「今日の成長」を遂げた先達の精神を纏い、我々が行動を起こしていくときである。

己を犠牲にしてでも、喜んでくれる未来の人のために直向きに汗を流す。島尻青年会議所のメンバー一人ひとりには、青年会議所メンバーであることの意義をしっかりと理解し、率先して行動する責任があることを自覚しなければならない。志を持って、SHIMAJIRIで青年会議所を卒業するその日まで、悔いの無いように全メンバー一丸となり邁進していこうではないか。

 

「若者のために、未来を創れるとは限らない。だが、未来のために、若者を創ることはできる」 フランクリン・ルーズベルト

 

SHIMAJIRIを変える人財の育成

 

世界的規模な競争の急激な進展の中で、あらゆる地域の課題が明確になってきている。今日の時代が求める社会全体のリーダーを育成するために、発掘、支援を行い、明るい豊かなSHIMAJIRIを創造することが急務である。あらためて、自分の周りを見渡せば、島尻を良くしようと直向きに汗を流している若者や諸団体、企業が沢山いることに気付く。我々が主体となり、行政や市民、関係諸団体を巻きこみ、新たな社会を創出出来るリーダーの発掘、そして共に学べる環境を形成する必要があるのではないだろうか。相乗効果から生まれる影響と効果を幅広く市民に伝え共感を得ることにより、SHIMAJIRI全体で応援出来るような基盤を創ることが必須である。そして、市民が応援することで自ずと「学び」や「気づき」を感じ、共に成長が出来る仕組みを構築出来るのが望ましいのである。

 

まちづくりとは

 

社会、経済、文化、環境等、生活の根幹を構成するあらゆる要素をも含めた暮らしそのものの創造活動であり、“まち”に関わる全ての人々、すなわち市民が高度な知識と様々な情報を共有しながら、生活を取り巻くあらゆる要素を総合的に検討・判断し、多角的・協調的・継続的な活動を通して真に豊かな暮らしを創造してゆくこと。

SHIMAJIRIのJAYCEEとして

 

1983年、呉屋初代理事長を始めとする青年達にて、国内719番目の地域組織として島尻青年会議所が設立された。

「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、よりよい社会づくりをめざし、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んでいる。

我々は、この設立時の想いを今一度かみ締めなくてはならない。

島尻青年会議所は、全盛期に数十名を超える会員数を誇っていたが、経済不況の煽りを受け減少の一途であった。全国的に会員が減少している中で島尻青年会議所も一時は数名まで減少したものの、現在の会員数までになり、これは未来のSHIMAJIRIを創造する上で、大いなる成果であり心から敬意を表したい。我々が描く壮大な島尻の展望や構想を多くのメンバーで創造していくために、一人ひとりが行動できる環境を創らなければならない。現在の島尻青年会議所の平均在籍年数は2年となっており、全国平均から見ても長く在籍する若いメンバーが多いのが特徴である。若いメンバーの意欲と動機を絶やすことなく、互いの交流を図り、本年度も島尻青年会議所の特色を最大限に発揮して会員拡大に取り組んでいきたい。

 

未来のSHIMAJIRIを創造するのは、今を生きる我々一人ひとりである。 時代の先陣を切って走るのは我々JAYCEEでなくてはならない。

 

組織を興隆と発展させていくために

 

全ての物事には期待値が存在している。誰かに何かをしてもらうときや、物事を成し遂げようとするとき。少なからず、己の経験から「このぐらいは出来るであろう」という感覚を人は持っていると思う。その期待値を超えることが出来ないとき、人は悲しみや悔しさを覚えるのではないだろうか。逆に、創造通りに物事が出来たときには、安心や喜びを覚えるのである。さらに、期待されていること以上の物事を起こすことが出来たとき。すなわち、己が感動するまで一切の妥協をせず、惜しみない努力をすることで期待値を超えることが出来たときには、人は周りに対して大きな感動を与えることが出来ると信じている。我々は、島尻青年会議所が行う其儀(そのぎ)に対して、自らを囲繞(いじょう)する全ての人々からの期待値が存在していることを忘れてはならない。

組織全体が常に新たな進化をし続けるためには、メンバー一人ひとりが同じ目標に向かって共に切磋琢磨し、経験の中から成長するという姿勢ですべてに実直に向き合い、行動し ていくことが重要である。我々は、過去からそれらを多く学び、そして今を生きているのである。今を一生懸命生きている者だけが、より良い未来を創造することが出来るのである。その未来への一歩を、同じ目標に向かって踏み出し、人々に感動を与えることが出来る強い組織への進化を共に築いていこうではないか。

期待を超えた先に感動がある

 

「一生感動、一生青春」相田みつを

 

生きていくうえでいちばん大事なのは自分自身の感動であるあなたが起こした行動は、必ずや未来のSHIMAJIRIにつながっている

 

「限られた時の中でどれだけのコトが出来るのだろう…言葉にならないほどの想いをどれだけアナタに伝えられるのだろう…ずっと閉じ込めてた胸の痛みを消してくれた今私が笑えるのは一緒に泣いてくれたキミがいたから…」AI

 

限られた時間の中で出来ることは限られている、その限りある時間を最大限、精一杯、皆と共有し完全燃焼でやり遂げたい 今日の自分は、昨日の自分よりも大きく成長させてくれると確信しているから

「夢と希望と情熱」を胸に、新しいことを創造し挑戦しよう、素晴らしき仲間と共に

 

「背負う荷物を軽くしてほしいなどと願ってはならない。背負えるだけの強い背中にしてほしいと願いなさい。」 フランクリン・ルーズベルト

 

そして、いつの時代でも共に挑戦者であり続けるために

 

 

スローガン
ThinkSimple!
諦めずに考え、そのためには妥協しない

 

事業計画
1.なんぶトリムマラソン支援事業 継続事業
2.地域活性化事業 1事業
3.青少年健全育成事業 2事業