理事長所信


天理人情

【はじめに】

 私が島尻青年会議所という学び舎の門を叩いたのは2015年でした。私は元来、「好きな人は好き、視野に入る範囲を守りたい。」そういう人間です。入会当初は、自分の会社、狭い交友関係だけを守れれば良い。そのように考えていた事を覚えています。しかし、島尻青年会議所に入会し、先輩諸兄の皆様の活躍、そして何より「他人事を自分事」のように考え、共に解決するために行動する人間力に魅せられているうちに、私の狭い視野が徐々に広がっていきました。会社だけから、島尻地域の発展。島尻から沖縄全域の交流。沖縄から日本という国を考える。様々な事業を通じて、たくさんの人との出会いと経験が私の視野を大きく広げてくれました。これまでの島尻青年会議所の39年は、先輩諸兄の皆様が人と地域を繋げることで連綿と紡いできた偉大な歴史だと感じています。私もその歴史の1ページを彩るように、会員の皆様と共に青年会議所の様々な機会を通じて、全力で人と地域を結んでいきたいと思います。


【会員への機会の提供】

「JCは楽しい」

 会員の皆様にそう感じていただきたい。青年会議所の運動は、時に多くの時間を費やします。その時間を投資と感じるか、浪費と感じるか。それがJCを楽しいと感じられるか、そうではないかの違いだと思います。ただ、漫然と参加するだけでなく、「新しい体験」や「新しい知識」の会得、そして何よりも「挑戦」というものを会員の皆様に体験していただきます。知らない事、未経験の事に挑戦する時に人は不安に駆られることかと思います。しかし、感じる不安の分、人は成長する。そういった場面をこの学び舎で何度も見てきました。

 JCIが掲げる使命「青年に成長と発展の機会を提供する。」

 挑戦があるから、初体験があるから「JCは楽しい」。青年会議所が持っている様々な機会を会員の皆様に全力で提供して参ります。


【JCと家族を結ぶ】

 青年会議所は「より良い」を目指すことを常態化させることを学ぶ場所で す。その先に、より良い会社経営、より良い社会形成があると考えます。しかし、健全な心でJC運動に邁進するためには、私達にとって一番近しいコミュニティである家族の支えが必要です。家族が「今日もJC頑張ってきて!」と背中を押してくれるためには、時に家族も私達の運動に参画をしてもらい、J Cを理解してもらいましょう。そのために、組織改革の一環として、定期的に家族が参加できる理事会や定例会、事業を行うことで、私達の運動を体験していただき、最大の理解者となっていただきます。


【政治と人を結ぶ】

 私達が活動する南城市、南風原町、与那原町、西原町の1市3町は人口が増え続けており、今後もますますの発展が見込まれます。しかし、同時に地域に住まう人々の町作りへの参画意識および政治への関心が希薄化しております。今後の1市3町の持続可能な発展のためには、地域に住まう若者世代が、今 後も住み続けたい街を自ら想い描く必要があります。そのために、意欲的な若者の集まりを募り、街づくりに必要な知識を学ぶ機会を提供し、共に明るい未来のための方策を議論しながら、若い世代が考えるタウンビジョンを策定します。さらに、作成したタウンビジョンを1市3町の首長に提言することで、政治を身近に感じ、自らの声を届ける環境があると知り、地域作りを我が事のように考える能動的な市民への成長を成し遂げます。


【人と地域を結ぶ】

 私達の活動を円滑に行い、事業構築に厚みをもたらすためには、活動資金が必要不可欠となります。そのために、私達の運動を支援してくれるパートナーの皆様と共に資金造成事業を行います。また、今年度は例年よりも会員拡大に力を入れ、島尻青年会議所の運動への最大の賛同者となる新入会員を増やして参ります。そして、島尻青年会議所という学び舎の門を叩く新入会員でのチーム作りを行い、それぞれの目線による地域の課題や魅力の選定、そして解決やさらなる発信を行うための新入会員事業を実施することで、普段の社業や生活では出会わない人や、知識を得ることで「JCは楽しい」を体験していただきます。会員の一人ひとりが、事業を通じて真のJAYCEEへと進化することで、地域の人々を率先して牽引し、希望をもたらすリーダーへと成長します。


【40周年へ 歴史と未来を結ぶ】

 先輩諸兄、そして地域の方々に支えられ、島尻青年会議所は2022年に40周年を迎えます。その節目となる年を盛大に迎え、感謝の意を示すために は、綿密な計画を立てる必要があります。創成期から現在に至るまでの島尻青年会議所の足跡を辿り、後世に紡ぐことで、我々の存在意義を見つめ直し、さらなる未来へと繋げるために『創立40年代運動指針』の草案を作成します。そして、私達の運動をHPやSNS、各メディアを通じて地域に発信する広報戦略に力を入れることで、島尻青年会議所の存在価値を高めます。1市3町に存在を知らしめたところで会員拡大を行い、基盤を確固たるものとして、翌年に控える40周年を迎えます。


【おわりに】

 情報通信技術の発達によるディープテックの推進やポストコロナ時代による新生活様式への移行、そして、我々が慣れ親しんだJC宣言の改定など、時代は大きなうねりを上げて変容しています。

 しかし、どのような時代になったとしても変わらないことは、私達は人と共に生きるということ。

 島尻青年会議所での運動を通して、世の「道理」を学び、人を想う「情」を分かちあおう。



2021年度事業計画
・第64回通常総会
・第65回通常総会
・納会
・地域価値再発見事業
・資金造成事業
・会員拡大
・新入会員主催事業
・島尻青年会議所40年代運動指針草案の策定