理事長所信


(意見書)

百折不撓

【はじめに】

私が島尻青年会議所へ入会したのは33歳になった誕生月の5月です。その月は第一子の長女が誕生し、1人から家庭を待ち責任を担う男へと人生の大きなポイントでもありました。もともと自分が生まれ育った地域へ何か社会貢献が出来ないかと思っていた時に先輩からの誘いで入会に至りました。子供達が成長した時、『お父さんは仕事だけではなく、地域活動も頑張ってきたんだよ!!』と胸を張って言えるように、一生懸命頑張って行きたい。それが青年会議所の門を叩いた動機でもありました。

35周年を超え40周年への大きな節目の通過点で、島尻青年会議所が今後とも南城・西原・南風原・与那原の1市3町と密に連携を取り、地域の課題を的確に捉え問題解決へと今後も率先して行動出来る団体でなければなりません。初代呉屋先輩から受け継いだ島尻青年会議所のDNAを今後ともしっかりと受け継ぎながら組織として強固なものにし、社会情勢と照らし合わせて事業を構築できる島尻青年会議所として1人1人がこの地域を愛し、仲間を想い、会社を育て、家族を守る事が出来る会員となるべく今後も成長して行かなければなりません。


【会員拡大について】

私達は一つの集合体に必ず加入していると言えるでしょう。国家や地域社会、会社や家庭も一つの集合体です。青年会議所も集合体であり、同じベクトルを持った青年経済人の組織活動を行っています。島尻青年会議所はここ数年20名前後の会員で運営されていますが10名以下になった時期もあります。単年度制で40歳までの上限があり、組織を若く保てる事が青年会議所のメリットでも有りますが、逆を言えば毎年会員拡大を行って行かなければならず組織として運営出来なくなります。

組織の目的は利益を出す事、社員や会員の満足を上げる事、地域社会に貢献するなどいくつかありますが、最大の目的は存続する事と考えます。36年もの長い間、島尻青年会議所という組織が存続しこれからも絶やす事無く持続発展させて行かなければなりません。


【青少年育成について】

子どもの笑顔には大きな力が備わっています。その純粋な目がキラキラと輝き、一人ひとりの個性が現れた唯一無二の笑顔は、私たち大人や地域にとって大切なかけがえのない宝のひとつです。子どもが笑顔であれば、その周りにいる大人たちも自然と笑顔となり、まちに活力が溢れ、そして未来が創られていきます。いつの時代も、子どもたちは地域の未来を担う無限の可能性を秘めた存在であり、頼もしい大人へと成長させることが求められています。

健全な青少年育成には、家庭や学校だけでなく、地域社会全体で育てていくことが大切なことであり、私たち青年にはその使命があります。そのために、夢を持つことができるよう様々な体験の機会を与え、夢を持つことのすばらしさを教え、その夢に向かって進む希望を後押しすることで、子どもたちの想像力や行動力を養い、単に大人へと成長させることではなく、自発的に成長し未来を切り開いていける人材へと育てる必要があります。

また私たちも、子どもたちとともに成長し、時間を共有することでしっかりと向き合い、その個性を大切に伸ばしていくことが重要です。夢や希望でいっぱいとなった子どもたちの笑顔は、より大きな力を持ち、時代をリードしていく人材となることでしょう。このまちを子どもたちの魅力的な笑顔で溢れるまちにしていきます。


【社会開発について】

島尻青年会議所の活動エリアは本島でも経済成長や人口増加が著しい地域にあり、今後とも成長が期待出来る場所に位置しています。とりわけ、与那原町・西原町にまたがるMICE施設の建設は南部地域だけでなく沖縄県全体に波及効果が有り、国を挙げてMICE施設の誘致を図り支援体制を強化する取り組みが進められています。

しかしながら、一向に建設に向けて進んでいる様子も無く、周辺地域の交通渋滞やインフラ整備も不安を感じ、一括交付金の目途も立っておらず、2020年の供給開始もずれ込みになりました。

島尻エリアだけでなく、県全体の起爆剤となるMICE施設建設の問題は、青年会議所が行政に対してしっかりと方向性を確認し、地域住民を巻き込みながら必要性があるのかを問いただして行きたい。建設した後に負の遺産とならないように、アジアでの唯一無二の場所として世界に誇れるMICEがここ島尻エリアで建設される事をしっかりと認識し確認して参りたいと思います。


【おわりに】

誰もが何かを守り、誰かのために活動を行っています。家族、会社、故郷、それは人それぞれ様々であります。何かのために、誰かのためにという対象は、各々異なるとしてもその対象と繋がっているのは自分しか居ません。結局、主役は自分なのです。だからこそ、何かという事象や誰かのせいには出来ないし、決断するのは常に自分なのです。しかし自分が力を発揮できるのは支えてくれる人や大切な存在があるからです。人は何かのためにと思うからこそ、過去に経験した事の無い壁を越え、成長し、力を発揮することができるのです。

我々は、JAYCEEであると同時に家庭人であり、青年経済人であります。どちらかが前でも後ろでも無く、同時に多くの立場を担っているのです。しかしJCにのみ卒業という期限が存在し、JAYCEEとして活動できる期間には限りがあります。元々、生活には無かったJCが入会を機にして、急激に存在感を増してきます。長年、慣れ親しんだ生活に新たなものが加われば負担に感じることもあり、苦しいと感じることもある筈です。だからこそ、当たり前だったことを真剣に考えたり、物事の進め方を工夫したり、人の優しさに敏感になったりと、頭と心を全力で活用するようになるのです。そしてそこを乗り越える度に大きな達成感と知らず知らずの内に培われた力と成長を得ることができるのです。

成長を求め、自らを律するということは容易いことではありません。しかし、それが大切なものを守るためと思ったならば自らの気持ちはきっと高揚する筈です。限られたJC生活。限られた40歳までという時間。いつかでは無く、今しか無いのです。誰かでは無く、自分がやるしか無いのです。



事業計画
・総会・納会事業
・公開定例会
・青少年育成事業
・活動資金造成事業
・MICE関連事業
・新入会員主催事業